2018年6月4日プレスリリース

2018年6月4日、今井代理人の神谷慎一弁護士がプレスリリースを発表しました。


ご連絡
2018年6月4日

報道機関各位

今井彰宏代理人弁護士 神谷慎一

前略

株式会社再春館製薬所バドミントン部の元スタッフが恐喝未遂で今井を刑事告訴したとの報道,及び,熊本県バドミントン協会が今井に対して行った永久追放処分及び詐欺罪での刑事告訴に関し,複数の報道機関様からお問い合わせを頂戴いたしました。そこで,現時点で可能な範囲でご説明させていただくことに致しましたので,よろしくお願いいたします。

1 恐喝未遂の告訴について

刑事告訴されたことも,また,その具体的な内容も,一部報道を目にしただけであり,現時点では,告訴したとされる本人や熊本県警からは何ら連絡はありません。しかし,刑事告訴が実際になされたとすれば,今後,今井が捜査の対象となる可能性があることになります。そのような事情のもとでは,本件について多くのコメントを行うことは困難ですので,この点,ご理解願います。

2 熊本県バドミントン協会の永久追放処分及び詐欺罪での告訴について

詐欺罪については,前記1と同様,今井が捜査の対象になる可能性がある以上,多くのコメントを行うことは困難です。この点,ご容赦下さい。

もっとも,すでに報道機関の皆様にもご説明したように,今井は,詐欺行為を行ったことはありませんし,賞金を振り込ませたこともありません。振り込まれた賞金を私的に費消したこともありません。そして,再春館製薬所から指摘を受けた後は,直ちに,その全額を同社に渡しています。また,熊本県バドミントン協会の今井に対する処分に至る手続は杜撰と言うほかなく,実質的な弁明の機会も与えないものであって,違法だと考えております。今後は,スポーツ仲裁機構または裁判所への提訴によって事実・手続の両面を争い,同協会の責任を明らかにしていく所存です。なお,報道機関の皆様にもお知らせしたとおり,同協会に対しては2018年5月31日付けで公開質問を行いましたが,これに対し,現時点では何ら回答はありません。

日本バドミントン協会の倫理委員会による調査に対しては,誠実に対応させていただきます。

3 今回の一連の問題について

報道及び熊本県バドミントン協会の主張を踏まえると,次のように整理できると考えております。

2016年11月頃 再春館製薬所の元男性スタッフと今井とのトラブル(恐喝未遂で告訴されたとされる問題)

12月頃 再春館製薬所から選手の賞金約150万円が今井の個人名義の預金口座に振り込まれている事実を指摘され,同額を同社に渡す。

2017年 1月 再春館製薬所が今井をバドミントン部監督から解任

2月 同社が今井をバドミントン部から工場勤務へ異動

8月 今井,バドミントン部に平スタッフとして復帰

12月 今井,退職を決意

2018年 1月 今井,うつ状態と診断される。

2月末 退職

3月末 再春館製薬所バドミントン部の吉富コーチ・前田コーチ・今井選手退職(発表は4月23日)

4月13日 同社が今井を日本バドミントン協会に告発

4月末 同社の末綱コーチ・福島選手・廣田選手が退職

今井が再春館製薬所からパワハラを受けたと主張しているのは,2017年2月の異動以降のことです。

一方,再春館製薬所は,元男性スタッフとのトラブルも,約150万円の問題も,いずれも2016年12月ころには把握しながら,同社が報道機関に語ったとされるところでは,同社は,今井の同社バドミントン部監督復帰を前提として半年間の研修を課した,とのことです。それにも関わらず,今井が同社を退職した後である今年4月になって,突如,告発に及んだものです。

以上