2018年10月3日プレスリリース

2018年9月10日、今井代理人の神谷慎一弁護士がプレスリリースを発表しました。


ご連絡
2018年10月3日

報道機関各位

今井彰宏代理人弁護士 神谷慎一

前略

 一昨日,公益財団法人日本スポーツ仲裁機構から,熊本県バドミントン協会がスポーツ仲裁機構での解決に合意しない旨の意思表示をした旨の連絡を受けました。熊本県バドミントン協会は,スポーツ仲裁機構での仲裁手続という公平・公正・中立な機関・手続による判断を拒否したということです。  自身の手続や処分が誰の目から見ても問題が無いと考えるのであれば,スポーツ仲裁機構での仲裁手続に応じない理由は見当たりません。それにもかかわらず,熊本県バドミントン協会は,今井に対して下した処分が第三者の目からみても正当であることを明らかにする機会を,自ら拒否したことになります。公平・公正・中立で,かつ,専門家の目にさらすことができないという訳です。本当は今井の主張,すなわち,詐欺などなかったこと,適正な手続を踏んでいないこと,それが真実であることを自ら認めたのに等しいといえます。  すでに明らかにしたとおり,再春館製薬所は,選手がルネサス時代に得た賞金を中抜きしました。常識的には,選手が,これに真摯な同意をしたとは考えられません。そして,再春館製薬所が選手の賞金を中抜きできたのは,熊本県バドミントン協会がルネサス時代の賞金であるにも関わらず再春館製薬所にこれを振り込んだからに他なりません。熊本県バドミントン協会は,再春館製薬所の不正に荷担した疑いがあります。熊本県バドミントン協会は,今井に対して金銭的不正を認定して処分したのですから,自らに金銭的不正行為がないのであれば,なおさら,公平・公正・中立な機関での判断に応じるべきであったと言えるでしょう。反対に言えば,そのような対応ができないのは,実は,自らも不正行為に加担していた事実を知っているからだと強く疑われるのではないでしょうか。  熊本県バドミントン協会の事実認定や処分が不正なもので誤っていることは,同協会がスポーツ仲裁機構による判断から逃げ出したことで明らかになったと思われます。

草々